
2011年08月16日
葱のはなし

片付けをしていたら、古い新聞の切り抜きと生原稿が出てきた。
先日、その原稿を書かれたご本人が来店されたのでブログで紹介したいとお話ししたところ、快諾いただいた。
引用
‘’焼き鳥屋にも何軒か馴染みができて、よく通うが、考えてみると、肝腎の肉類は余り注文せず、葱を筆頭に銀杏とかピーマン、椎茸などを焼いてもらうことが多い。‘’
記事は15年前に書かれた窓乃梅酒造の新聞広告で、ライターは筒井ガンコ堂さん。
記事はこう続く。
‘’ま、それは別に考えるとして、今度、葱を焼いてもらうとき、試みてみたいことがある。四センチほどの長さに切ったふくよかな白葱を、串にささないで、そのまま素焼きにしてもらう。そして焼けたら、焦げ目のついた一枚目を剥き、思い切って捨て、残りの真っ白の葱に塩をふって食べるー‘’
なんて粋な葱の食い方だろう。
また、写真の葱がとても美しくて、ほんとにうちの店で撮影したのか疑いたくなるくらい上品。
‘’自然の甘味で、酒も随分とすすむことだろう‘’
と結んである。
いやぁ随分とすすむでしょうね。
月イチの連載広告だったようで、この体裁っていまの黒霧島のCMの先駆けだよなぁなんて思った。
15年前はまだまだ世の中も元気で、こういう渋いのを肴に飲み歩く粋なオトナたちが存在していた時代だったんだね。
振り返って今はというと、、
みんな葱くって元気出さないとね
あ、今日と明日はお盆休みをとらせていただきます、はい。
Posted by ダイヤス at
09:18
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