
2011年08月31日
陽の当たる場所へ

実力者がいる。
そのポテンシャルは店でも1.2を争う。
彼を下処理する際、ラーメン屋か?と間違ってしまう程、トンコツ臭が発生する。
それはつまり、それだけ豚の旨味が彼には詰まっていることの表れだ。
確かに彼のいぶし銀的な美味しさを知っているコアなファンはいる。
が、いまひとつ日の目を見ない、日陰者。
メジャーになれない。
ようするに、売れない地下アイドル。
部位的に主流派ではない。
ルックスも弱い。
事務所(うちの店)のプロモーションもない。
マスターは「あいつはそれでいいのさ」と突き放す。
ワタシはただ、いつの日にか彼がその実力を認められて、華やかな表舞台に立てることを願ってたんたんと焼くまでのこと。
「ぶたのどナンコツ」よ陽の当たる場所へ。
Posted by ダイヤス at
12:50
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